飛行機凧の作り方
飛行機凧は、立体凧の代表的な形で、適正な風が吹けば確実に揚がり、凧作りの楽しさを 味わうのにとても適しています。飛行機凧にもいろいろな種類がありますが、ここで製作 するのは最も一般的な形のものです。
材料と工具:
材料一覧:
工具と副材料:
ベニア板工作台
型紙
薄刃のこぎり
カッターナイフ
紙やすり
鉛筆
ゴム系接着剤
速乾木工ボンド
定規
ガムテープ(50mm幅)
各部サイズ:
前翼 1枚 (A:2本 C:6本)
後翼 1枚 (B:2本 C:4本)
胴 2枚 (A:4本 C:8本)
1.和紙に色を塗る 和紙を翼面サイズより少し大きめに切り、好みの色に塗る(染料が一番いい)。 和紙に後で色を塗ると紙が縮んで骨組みが歪みます。色紙で日の丸などを 貼るのもよい。 2. ひのき材を型紙の寸法に合わせて切る 部品A: 6本、B: 2本、C:18本、D:12本 3. ケント紙(または古い葉書)で三角形のコーナー補強紙を作る ケント紙(15ミリx 300ミリ)を下のように切って40枚の三角形を切り出す。
4. 骨組みを組み立てる − カッターナイフとやすりで部品Cの両端(接着面)を平らにする − 部品Cを接着相手となる部品AとBの接着箇所に印をつける − ゴム系接着剤を接着面に塗る − ゴム系接着剤が半乾き(3分くらい)の時に組み立てる − 骨組みの片面にコーナー補強紙を貼る (直角になっていることを確認して)
5. 紙を貼る 骨組みの和紙を貼る側(コーナー補強紙を貼った側)に木工ボンドを塗って 和紙を貼り、余分な紙はカッターナイフで切り落とす(直角を保持して)。 飛行機の翼や胴に付ける模様などは、色紙を切って貼り付けます。 6.ボンドで固める コーナーに木工ボンドを塗って接着する。木工ボンドが乾くまで待つ。 7.翼補強用部品の取り付け 前翼の胴体部への取り付け箇所を補強するために部品D4個を木工ボンドで接着する。 8.翼取付用部品の取り付け 前翼と後翼を胴に取り付けるための部品D各4個計8個を紙を貼っていない側に取り付ける。 9.胴体部の組み立て 紙を貼った面が下側になるように2枚の胴体部の下側の棒を4箇所、糸でしばり、胴の上端が 蝶番のように動けるようにしばる。そのために2本のひのき棒を糸で8の字形にくくる。 4箇所の内の先端の1本には輪を作り、揚げ糸を取り付られるようにする。 10.組み立て 紙を貼った面が下側になるように翼を取り付ける。 11.揚げ糸の取り付け 胴体先端下部の輪に揚げ糸を通す。